緑の村公園の現地調査
2008.05.10 |Category …活動報告
榎本です。
今回も,これまでの活動についてのお話です。
今回は,古民家がある「緑の村公園」の現地調査についてです。
活動を始めるまでは,自分も全く訪れたことがなかったのですが,
これから古民家再生プロジェクトを始めるにあたって,
「緑の村公園」がどのような施設なのかを知ることが
まずは必要ではないかと考えました。
さて,「緑の村公園」とはどのような公園なのでしょうか。
まず,最初の現地調査は2007年4月9日でした。
この時は,まだ古民家の様子を見ることだけ考えていたため,
公園内を見て回ることはありませんでした。
古民家(民俗資料館)はほとんど使われることがないため,
足場などの痛みが激しく,改修の必要があるとのことでした。
↑民俗資料館の内部。ほとんど使われていませんでした。
この日は,緑の村公園のほか,上石津町郷土資料館を訪れました。
ここでは,上石津町の昔の暮らしについての資料などを見せて頂き,
古民家の生活を再現するための情報を仕入れることができました。

↑郷土資料館の内部。当時の貴重な資料がたくさんありました。
そして,次の調査は2007年5月28日に行いました。
この日は,緑の村公園の敷地内を歩いて回ることにしました。

↑古民家を遠目から見るとこのようになります。
公園内には,思いの外たくさんの施設や設備があり,
特徴的なものでは,登り窯や炭焼き小屋,全天候型ドーム,
しいたけ園,学習用里山林などがみられました。

↑全天候型ドーム。この他にテニスコートもあります。

↑炭焼き小屋。ひっそりとした場所にあります。
この調査で気付いたのは,緑の村公園には多くの施設があるものの,
それを十分認知してもらえていないのではないかという事です。
せっかくこれだけの施設があるわけですから,
古民家再生プロジェクトの中でも何かの形で使っていきたいと思い,
活動で積極的な利用をしていくことを考え始めました。
その後,地元で活動されている団体の代表の方とお話をし,
上石津町を盛り上げるための活動が既に行われていることを知ります。
古民家再生プロジェクトも,個別に活動を行うのではなく,
地元の方々との接点を多く作っていきたいと思います。
そして,話はもう少し進んで2007年6月18日にも調査を行いました。
前回の調査で,緑の村公園の広さがよく分かったのですが,
肝心の施設までの経路や,施設自体の場所が分かりにくく,
来訪者に十分利用されていないのではないかと考えたためです。
公園内の看板を点検した結果,デザインがまちまち(作った時期でしょうか)で
統一感がないため看板自体が探しにくいという問題点のほか,
老朽化して文字が読み取れないものや,隠れて見えないものなど,
看板としての機能を果たしていないものも見られました。
これらの問題解決を古民家再生プロジェクトとして行うわけではないですが,
よりよく公園を利用してもらいたいという思いにつながりました。

↑民俗資料館の看板。このデザインが最新のようです。

↑景観に配慮した看板。景色と一体化しすぎて探しにくいです。

↑公園全体の案内図。上の2つとはかなりデザインが異なります。
このほかにも,活動の中で何度か現地調査を行いましたが,
緑の村公園が持つ施設や設備を来訪者に十分利用してもらえていない,
また施設や設備を必要とする人たちに公園の存在が認知されていない,
といった問題点が浮き彫りになってきました。
古民家(民俗資料館)は,緑の村公園の一つのシンボルであり,
上石津町にとっても非常に貴重な建物の一つです。
この古民家を活動の場として多くの人に集まってもらうことで,
緑の村公園の魅力を伝えていくことができれば,と
今後の活動について考えることとなりました。
当時の記事はこちら。
◆農村計画学研究室 近況報告◆
上石津調査第二回 [活動報告]
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2007-05-31
第3回目上石津調査 [活動報告]
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2007-06-19
書き込み:榎本
今回も,これまでの活動についてのお話です。
今回は,古民家がある「緑の村公園」の現地調査についてです。
活動を始めるまでは,自分も全く訪れたことがなかったのですが,
これから古民家再生プロジェクトを始めるにあたって,
「緑の村公園」がどのような施設なのかを知ることが
まずは必要ではないかと考えました。
さて,「緑の村公園」とはどのような公園なのでしょうか。
まず,最初の現地調査は2007年4月9日でした。
この時は,まだ古民家の様子を見ることだけ考えていたため,
公園内を見て回ることはありませんでした。
古民家(民俗資料館)はほとんど使われることがないため,
足場などの痛みが激しく,改修の必要があるとのことでした。
↑民俗資料館の内部。ほとんど使われていませんでした。
この日は,緑の村公園のほか,上石津町郷土資料館を訪れました。
ここでは,上石津町の昔の暮らしについての資料などを見せて頂き,
古民家の生活を再現するための情報を仕入れることができました。
↑郷土資料館の内部。当時の貴重な資料がたくさんありました。
そして,次の調査は2007年5月28日に行いました。
この日は,緑の村公園の敷地内を歩いて回ることにしました。
↑古民家を遠目から見るとこのようになります。
公園内には,思いの外たくさんの施設や設備があり,
特徴的なものでは,登り窯や炭焼き小屋,全天候型ドーム,
しいたけ園,学習用里山林などがみられました。
↑全天候型ドーム。この他にテニスコートもあります。
↑炭焼き小屋。ひっそりとした場所にあります。
この調査で気付いたのは,緑の村公園には多くの施設があるものの,
それを十分認知してもらえていないのではないかという事です。
せっかくこれだけの施設があるわけですから,
古民家再生プロジェクトの中でも何かの形で使っていきたいと思い,
活動で積極的な利用をしていくことを考え始めました。
その後,地元で活動されている団体の代表の方とお話をし,
上石津町を盛り上げるための活動が既に行われていることを知ります。
古民家再生プロジェクトも,個別に活動を行うのではなく,
地元の方々との接点を多く作っていきたいと思います。
そして,話はもう少し進んで2007年6月18日にも調査を行いました。
前回の調査で,緑の村公園の広さがよく分かったのですが,
肝心の施設までの経路や,施設自体の場所が分かりにくく,
来訪者に十分利用されていないのではないかと考えたためです。
公園内の看板を点検した結果,デザインがまちまち(作った時期でしょうか)で
統一感がないため看板自体が探しにくいという問題点のほか,
老朽化して文字が読み取れないものや,隠れて見えないものなど,
看板としての機能を果たしていないものも見られました。
これらの問題解決を古民家再生プロジェクトとして行うわけではないですが,
よりよく公園を利用してもらいたいという思いにつながりました。
↑民俗資料館の看板。このデザインが最新のようです。
↑景観に配慮した看板。景色と一体化しすぎて探しにくいです。
↑公園全体の案内図。上の2つとはかなりデザインが異なります。
このほかにも,活動の中で何度か現地調査を行いましたが,
緑の村公園が持つ施設や設備を来訪者に十分利用してもらえていない,
また施設や設備を必要とする人たちに公園の存在が認知されていない,
といった問題点が浮き彫りになってきました。
古民家(民俗資料館)は,緑の村公園の一つのシンボルであり,
上石津町にとっても非常に貴重な建物の一つです。
この古民家を活動の場として多くの人に集まってもらうことで,
緑の村公園の魅力を伝えていくことができれば,と
今後の活動について考えることとなりました。
当時の記事はこちら。
◆農村計画学研究室 近況報告◆
上石津調査第二回 [活動報告]
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2007-05-31
第3回目上石津調査 [活動報告]
http://ruplan.blog.so-net.ne.jp/2007-06-19
書き込み:榎本
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