炭焼き体験イベント~その1
2008.11.07 |Category …活動報告
藤田です。
炭焼き体験イベントについての報告です。
イベントは,7月13,20,30日に行いました。
上石津町の時山集落の山の中での作業です。
3日間でスタッフ2名,一般参加者3名が参加しました。
講師の方は,時山にお住まいの川添さんです。
時山集落に残っている数少ない炭焼き職人さんの一人です。
作業場は,
暑い夏の日でも涼しい,
↑太陽の光できらきらしています。
まずは,炭焼き窯を見せていただきます。
今回の炭焼き体験で使わせて頂く窯は,
職人さんの手作りです。
一ヶ月かけて、お一人で完成させたそうです。
窯の大きさは,だいたい幅1.5m,奥行き2m,高さ1.3mで,
炭焼き窯の中では小振りです。
この窯いっぱいに炭を焼くと、
↑職人さん手作りの窯です。
さて,いよいよ作業開始です。
まずは、職人さんが山から切り出してきた木を運びます。
一輪車に乗せて、バランスをとりながら進みます。
↑転ばないように気をつけて!
炭の材料となる木を、適度な大きさに割っていきます。
まず、木の端に鉈やチェーンソーで切り込みを入れます。
その切れ込みに、楔(くさび)を差します。
そして楔を木槌で叩きます。
単純な作業のようですが、なかなかうまく割れません。
職人さんに教えてもらいながら、少しずつ木を割っていきます。
コツを知っている職人さんは
大きな木もあっという間に割ってしまいます。
↑さくさく木を割っていく職人さん。
↑悪戦苦闘しながらも、たくさんの木を割りました。
最後に、木を切り出す作業を少しお手伝いさせてもらいました。
斜面に生えている木を切るのですが,斜面が急で立っているのがやっと。
そんな中,職人さんはチェーンソーで木を切り倒していきます。
その場で枝を落とし、運びやすい大きさに切って、
↑急な斜面で作業をこなすかっこいい職人さん♪
今回は,ただ木を割るという作業の中にも,
たくさんの技やコツがあることを,身をもって実感することができました。
また,このきらきらした森は,
炭を作るために木を切り,生活してきたからこそ
できたものだということがわかりました。
次はいよいよ,
割った木を窯に詰めて火を入れます。
堅くていい炭を焼くための秘訣とは・・・?