炭焼き体験イベント~その2
2008.11.18 |Category …活動報告
藤田です。
前回に引き続き,炭焼き体験イベントの報告です。
この日もよいお天気に恵まれて,
最高の炭焼き日和でした。
今回はいよいよ
木を炭焼き窯に詰めて火をつけます。
まずは,前回割った木を窯に詰めます。
窯の天井の高さに合わせて木を選び,
木のねじれ等も考慮しながら詰めていきます。
また,火から遠い方が堅くてよい炭ができるので,
カシ等の炭に適した木は奥に詰めます。
↑職人さんにポイントを教えてもらいます。
↑ぎっしり詰めました!
木を詰めた後に
木と天井の間に空間がある場合は,
そこに切れ端の短い木を乗せます。
この木に火が移っていき,
窯全体に火が行き渡ります。
窯の3分の2ほど詰め終わったら,
今度は細い木を並べていきます。
火に近い場所にある木は炭にはならず,
ほとんど灰になってしまうので,
火がつきやすく,炭には適していない木を並べます。
トタン板を置いて,
炭くず,燃えやすい木や竹でふたをしたら,
火をつける準備が完了です。
↑前に焼いた炭のくずを使います。
↑いよいよ火がつきます!
火が大きくなるまではうちわで扇ぎます。
職人さんお手製のうちわです。
↑下から上に風を送り込むのがポイント!
↑火が大きくなりました♪
これからは職人さんの勘が頼りです。
薪を2~3回焚き,
黄色い煙が出てきて,
「もう炭になるに大丈夫!」と思ったら,
土と石で窯の口を塞ぎます。
↑二股になった木の枝を使って器用に薪をくべる職人さん。
その後は4日ほどで火を消し,
窯が冷めたら炭を取り出します。
今回は,職人さんのかっこよさを改めて実感しました。
窯の中で身をかがめて木を詰める作業,
暑い中でうちわで扇ぎ続ける作業,
どれも大変な作業ですが,
職人さんはさくさくこなしていくのです。
また,よい炭を焼くためには,
木の詰め方,ふたをするタイミング,うちわの扇ぎ方等
いろいろな秘訣が隠されていることを知ることができました。
さて,いよいよ窯に火がつきました。
森の中は煙でいっぱいです。
↑窯から煙が上がっています。
どのように炭が焼けているでしょうか?
次は,窯出しです。