第2回差し茅体験イベント その2
2009.03.14 |Category …活動報告
榎本です。
間が空いてしまいましたが,差し茅体験イベントの続編です。
翌日の2008年10月26日は,前日から継続での参加者が1名,
当日新たに1名の参加者があり,スタッフと合わせて4名で行われました。
また,緑の村公園の職員さんにも協力して頂きました。
朝,目が覚めると外は雨が降っていました。
茅葺き屋根は,雨の音を吸収してしまうため,
屋根に当たる雨音が聞こえずとても静かなのです。
これは初めての体験だったので,とても感動的でした。
とは言え,今日予定していた作業を思うように進められないこととなり,
午前中に取り敢えず雨漏りがしないように屋根葺きをしたのち,
午後からは別の体験イベントを行うことになりました。

↑生憎の雨模様で,屋根から雫がしたたり落ちています。
まずは,前日の作業の続きを終わらせてしまうことに。
押さえ竹の上に茅を乗せていき,縄で固定して葺き上げていきます。
前日からの継続なので,雨にも関わらずてきぱきと作業が進みました。

↑杉山さんの指導のもと,作業を進めていきます。
雨足はどんどん強くなり,お昼が近付く頃には作業が出来ないほどに。
何とか雨漏りがしないように葺き替えをすることはでき,
無事今回のイベントを終えることが出来ました。
とは言え,あまり長期間に渡って放置できる状態ではないので,
近々職人さん達が続きの作業をするために来てくださるようです。

↑何とか軒の部分の葺き替え作業は終わりました!
お昼の休憩を挟み,午後からは茅を使った休憩所作りです。
上石津町内にあった牡丹園が閉園になったことから,
牡丹園の牡丹が緑の村公園に移植されています。
茅葺き民家のすぐ目の前にあることもあり,休憩用の四阿の屋根を
茅葺き屋根にしようとの計画が上がりました。

↑作業後のたき火も密かな楽しみです♪
四阿の支柱は金属であまりこの風景に馴染まないものですが,
屋根だけでも茅葺きにして雰囲気を出していきたいものです。

↑屋根になるように割り竹を環状に張り巡らせます。
屋根の骨格を割り竹で作り,茅を屋根に葺いていきます。
屋根が丸いこともあって,作業は若干難航しました。

↑麻縄を使って一定間隔で割り竹に縛っていきます。
そして,ようやく屋根全体が出来たとき,その重量は予想外のものに!
あまりにも重すぎるため,動かすだけでも一苦労でした。
昨年度に作った茅葺き屋根のミニチュアモデルを思い出します。
軽そうな茅でも,たくさん集まればとんでもない重さになるのです。

↑ようやく完成した休憩用の茅葺き屋根。

↑牡丹園というより,南国風の眺めです。
今回のイベントは,茅葺き屋根の葺き替え体験だけにとどまらず,
茅を使った休憩用の四阿作りや茅ほうき作りなど,
茅の様々な使い方を知る良い機会になりました。
生えているだけならただの雑草にしかならないススキですが,
刈り取ることによって生活の様々な場面で活躍してくれます。
このような素晴らしい日本の文化をこれからも守り育て,
次の世代に残していくことができれば,と強く感じました。

↑茅の穂先を使って作ったほうき。

↑牡丹園に配置された茅葺き屋根。
書き込み:榎本
間が空いてしまいましたが,差し茅体験イベントの続編です。
翌日の2008年10月26日は,前日から継続での参加者が1名,
当日新たに1名の参加者があり,スタッフと合わせて4名で行われました。
また,緑の村公園の職員さんにも協力して頂きました。
朝,目が覚めると外は雨が降っていました。
茅葺き屋根は,雨の音を吸収してしまうため,
屋根に当たる雨音が聞こえずとても静かなのです。
これは初めての体験だったので,とても感動的でした。
とは言え,今日予定していた作業を思うように進められないこととなり,
午前中に取り敢えず雨漏りがしないように屋根葺きをしたのち,
午後からは別の体験イベントを行うことになりました。
↑生憎の雨模様で,屋根から雫がしたたり落ちています。
まずは,前日の作業の続きを終わらせてしまうことに。
押さえ竹の上に茅を乗せていき,縄で固定して葺き上げていきます。
前日からの継続なので,雨にも関わらずてきぱきと作業が進みました。
↑杉山さんの指導のもと,作業を進めていきます。
雨足はどんどん強くなり,お昼が近付く頃には作業が出来ないほどに。
何とか雨漏りがしないように葺き替えをすることはでき,
無事今回のイベントを終えることが出来ました。
とは言え,あまり長期間に渡って放置できる状態ではないので,
近々職人さん達が続きの作業をするために来てくださるようです。
↑何とか軒の部分の葺き替え作業は終わりました!
お昼の休憩を挟み,午後からは茅を使った休憩所作りです。
上石津町内にあった牡丹園が閉園になったことから,
牡丹園の牡丹が緑の村公園に移植されています。
茅葺き民家のすぐ目の前にあることもあり,休憩用の四阿の屋根を
茅葺き屋根にしようとの計画が上がりました。
↑作業後のたき火も密かな楽しみです♪
四阿の支柱は金属であまりこの風景に馴染まないものですが,
屋根だけでも茅葺きにして雰囲気を出していきたいものです。
↑屋根になるように割り竹を環状に張り巡らせます。
屋根の骨格を割り竹で作り,茅を屋根に葺いていきます。
屋根が丸いこともあって,作業は若干難航しました。
↑麻縄を使って一定間隔で割り竹に縛っていきます。
そして,ようやく屋根全体が出来たとき,その重量は予想外のものに!
あまりにも重すぎるため,動かすだけでも一苦労でした。
昨年度に作った茅葺き屋根のミニチュアモデルを思い出します。
軽そうな茅でも,たくさん集まればとんでもない重さになるのです。
↑ようやく完成した休憩用の茅葺き屋根。
↑牡丹園というより,南国風の眺めです。
今回のイベントは,茅葺き屋根の葺き替え体験だけにとどまらず,
茅を使った休憩用の四阿作りや茅ほうき作りなど,
茅の様々な使い方を知る良い機会になりました。
生えているだけならただの雑草にしかならないススキですが,
刈り取ることによって生活の様々な場面で活躍してくれます。
このような素晴らしい日本の文化をこれからも守り育て,
次の世代に残していくことができれば,と強く感じました。
↑茅の穂先を使って作ったほうき。
↑牡丹園に配置された茅葺き屋根。
書き込み:榎本
PR
●Thanks Comments
●この記事にコメントする
●この記事へのトラックバック
TrackbackURL: