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かみいしづ古民家再生プロジェクト

古民家再生プロジェクトは,岐阜県大垣市上石津町にて茅葺き民家の改修とその後の活用,田舎暮らし体験を行うために様々な活動をしています!

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ヨシ刈りボランティア

藤田です。

2009年1月31日に滋賀県草津市へ
ヨシ刈りボランティアに行ってきました。
場所は,琵琶湖の烏丸半島の付け根にある
道の駅・草津のすぐ前のヨシ原です。

「ヨシ刈りボランティア」とは
草津市内の様々な団体が協力して行っている活動の一つで,
今回は「びわ湖エコアイディア倶楽部」にご紹介を頂いて
スタッフ2名が参加させて頂きました。

薄暗い天気の中,昼からの作業です。
今回は初めてのヨシ刈りです。
ススキは今までに何回か刈ったことがありますが,
ヨシ刈りは初体験でした。

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↑ヨシです。

ヨシはススキに比べて堅く,
丈夫な屋根材であると聞いていたので
ヨシ刈りは大変そうだと思っていました。
しかし,実際に刈ってみると
それほど面倒な作業ではありませんでした。
思っていたよりは堅くなく,
ススキに比べて葉が少ないので
さくさくと刈ることができました。

ただ,ススキと違って株立ちしていないので
一本ずつ刈るという点と,
ヨシは背が高く持ちづらいという点を除いては・・・

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↑たくさんの方が刈っています。

DSCF2345.jpg
















↑ヨシが長くて持ちづらいよ~

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↑初めてのヨシ刈り楽しそう♪

前日に雨が降っていたので足場が水浸しで,
膝くらいまで深さがあり,とても作業がしずらい状況でした。

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↑水でびしょびしょ!

刈る作業を終えると,今度は束ねる作業です。
ヨシの背丈は3mほどで,
束ねたり,運んだりするのが一苦労でした。

CIMG5546.jpg












↑束ねるのが大変!

DSCF2349.jpg












↑軽トラからはみ出してしまいます!

そして2時間ほどで作業が終了し,
刈ったヨシに火入れが行われました。
小雨で風も強かったですが,
無事に火がつきました。

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↑作業終了~

CIMG5568.jpg












↑よく燃えています!後ろにはびわ湖博物館の風車が。

この日は多くの家族連れや団体が参加しており,
なんと参加者は総勢43名だったそうです!
刈られたヨシは腐葉土にするそうですが,
一部はヨシ屋の方が屋根材として持ち帰られました。

P1010393.jpg












↑総勢43名の参加者の方々

今回は初めてのヨシ刈りでした。
目的は違うけれど,こうしてたくさんの人たちと集まって,
力を合わせて活動をするということは
とても楽しいことだと実感しました。
今度は,上石津で地域の皆さんと集まって
何か活動がしたいな~。
そして,次の上石津での茅刈りもがんばろう!と思います。


「びわ湖エコアイディア倶楽部」の紹介はこちらです。
http://blog.canpan.info/biwakoecoidea/


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人がいっぱい!

藤田です。

2008年12月26日,
民族資料館にはたくさんの人が集まりました。
この日は,民族資料館の西側の屋根の修復作業が
杉山さんたちによって行われていました。
そして夕方からは西濃環境NPOネットワークの
研修会の会場に使われたのです。

この日は杉山さんのお仕事見学と
研修会の準備手伝いのために訪れました。

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↑うっすらと雪が積もっていてきれいです。

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↑お仕事現場です。

杉山さんとそのお父さん,
2人のテッタイさんが作業をしていました。
次々と作業を進めて,どんどん屋根に上がっていきます。

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↑屋根の上と下で分業しています。

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↑屋根のてっぺんまで!

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↑おくどさんのそばで休憩~

普段は上がれない屋根裏へ上がり,
針受けの様子も見ることができました。

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↑屋根裏には昔の道具や茅がたくさんありました。

DSCF2279.jpg
















↑コツを教えてもらいながら見学しました。

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↑下を見ると,榎本さんが火の番をしていました。

夕方になると,
研修会の参加者の方々が来られました。
この日は民族資料館に宿泊し,
次の日も引き続き研修会です。

DSCF2282.jpg












↑おくどさんでご飯を作っています。

DSCF2283.jpg












↑囲炉裏を囲んでお話をしています。

DSCF2284.jpg












↑ご飯を食べながら団欒の時間♪

この日はたくさんの人が集まりました。
民族資料館の茅葺きがとても喜んでいるように感じました。

おくどさんや囲炉裏に火がつき,
お茶を飲んだり,ご飯を食べたり,
たくさんの人がおしゃべりをして楽しそう。
これが茅葺き民家のあるべき姿だと思いました。
きっと茅葺き民家もそれを望んでいると
勝手に想像したのでした。

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茅刈り体験イベント

藤田です。

今回は,2008年12月20日に開催した
茅刈り体験イベントについての報告です。
昨年度と同じで休耕地で
今回は2年目の茅刈りとなります。

参加者はスタッフ2名,一般参加者1名と
とても少なかったのですが,
地元の方3名,
いつもお世話になっている杉山さんと
テッタイさんが来てくださり,
とても心強く作業が開始できました。

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↑本日の作業場です。一面ススキだらけ!

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↑さくさく刈っていきます!

茅場はちゃんと管理をしていれば
よいススキが生えるようになるというのは本当ですね!
去年は葉っぱだらけで曲がっていたススキも
今年はピンと真っ直ぐなきれいなものばかりでした。
2年目でこれ程ススキに変化があったことに驚き,
また来年も楽しみになりました。

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↑べっぴんさん!!

屋根のミニチュア作りや差し茅体験など
実際に屋根に触れる機会があった一年・・・
意識はしていなくても少しは技術が身についていたようです。
このススキは屋根葺きに使いやすそうだ!
と興奮しながらどんどん刈っていきました。

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↑まっすぐな茅をゲット!

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↑休憩中にはおいしい干し柿や落花生をいただきました♪

また,作業中にはカヤネズミの巣やモズのはやにえなどを発見し,
茅場が自然生態系の一部を担っていること,
それを守っていくためには茅場の管理が大切なことを
改めて実感したのでした。

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↑カヤネズミの巣を持って楽しそう♪

この日の作業で218束を刈り取ることができました。
昨年の茅刈りの経験も生かされ,
また地元の方,職人さんに参加していただいたおかげで
少人数でもこれだけ多くの茅を集められました。
本当にありがとうございました。

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↑軽トラにいっぱいのススキ!

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↑運んだ茅は民族資料館の軒下へ

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↑本日の茅刈り隊,お疲れさまでした!

この日はたった1日の作業でしたが
たくさんの茅を集めることができました。
この茅が来年の屋根の修復作業に使われるのが
とても楽しみです。

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↑来年はどこがきれいになるかな~





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石川県金沢市へ

藤田です。

2008年12月14日に
石川県金沢市の湯涌温泉まで行ってきました。
この日は「若手茅葺き師と現在の仕事」と題して
茅葺きの現状と継承について考える会が開かれました。

いつもお世話になっている職人さん,
京都の職人さん,
文化庁の職員さんや筑波大学の先生,
石川県で茅葺き民家の保全に関わる方々,
地元の方々など
多くの方々が参加していました。

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↑この日の会場です。

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↑主催は文化庁,NPO法人石川県茅葺き文化研究会です。

はじめに文化庁の職員さんから
文化財の視点から見た茅葺きの現状についての
報告がありました。
その後,茅葺き職人さんを交えての
茅葺きについてのフリートークが行われました。

この会に参加して感じたことは,
やっぱり茅葺きは素敵だということです。
その一方で,茅葺き民家を残していくことの大変さを
改めて痛感しました。

茅葺き屋根を残していくために大切な茅場。
昔の茅場は農業を動機として維持されてきました。
そこに暮らす生物たちと人間とが共生してきた場所です。
しかし農業や農村が変化してしまった結果,
茅場の維持もできなくなってきました。

しかし,さらに大切なのは茅葺き民家のよさを
多くの人に知ってもらうことです。
農村での資源循環,自然生態系の保全,
自然の材料の暖かさなど
知ってもらいたいことはたくさんあります。
茅葺き民家のよさ,さらには農村の暮らしのよさを
このプロジェクトの活動で伝えていけたらいいなと改めて感じました。

そして茅葺き民家が
自然と地元の方々が集まれるような,
地元のことを考えるきっかけとなるような
場所になってほしいと思いました。

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秘密基地づくり

藤田です。

今回の報告は,2008年11月9日に開催した
秘密基地づくりのイベントについてです。
今回はイベントは,地元の子供たちと一緒に
茅葺き屋根の素晴らしさを感じたいとの思いで
開かれました。

いつもいつもお世話になっている茅葺き職人杉山さんの協力の下,
スタッフ2名,一般参加者4名,子供たちいっぱいで行いました。
場所は,かみいしづ緑の村公園内の芝生広場の隅です。
公園に遊びに来る子供たちのお気に入りの場所になってくれたらな~
そんな思い出「秘密基地づくり」としました。

いよいよ作業開始です!

まずは木の枝や竹で構造を組み立てます。
枝の曲がり具合や長さなどを考慮して
いい組み合わせを探します。

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↑どれくらいの大きさの秘密基地にしようかな~

そして,構造の木の枝を地面に突き刺すために
先を鋭く削っていきます。

177.jpg
















↑杉山さんに教えてもらいながら・・・

構造が決まったら,
木の枝,竹同士をつるで固定していきます。

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↑木の枝が動かないように固く結んでね~

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↑結び方は決まっていないので,結び目はいろいろ♪

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↑長すぎる枝を切る作業にも興味津々。

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↑構造ができました!

気づいた方もおられると思いますが,
なんと今回の竪穴式住居の材料は
自然の中で手に入るものばかりなんです!
木の枝,竹,植物のつる,稲わら・・・
自然の力の素晴らしさが伝わっているといいなぁ~

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↑お昼休憩を挟んで次の作業です~


まずは材料の稲わらを運んできました。

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↑こんなにどっさり!

次に,稲わらを竹で押さえながら葺いていきます。
茅葺き屋根の修復作業と同様に
とっくり結びで留めるのですが,
子供たちは結び方をすぐに覚えてしまいますね!

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↑隙間ができないように並べて・・・

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↑竹で押さえて・・・

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↑とっくり結びで留めます。

同じ手順で2段,3段と葺いていきます。
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↑内側から見るとこんな感じです♪


差し茅のときと同じように,針も使います。
声で合図を出して子供たちと一緒にやってみました。

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↑刺しますよ~!

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↑は~い!

子供たちも積極的に屋根に上がって作業をしていました。

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↑頼りになります!

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↑最後に棟を仕上げて・・・

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↑完成です!!

今回は初めて子供と一緒にイベントをやりました。
途中で飽きてしまった子や
興味のある作業しかやらない子,
いろいろな子がいましたが・・・
いつかこんなことやったな~と思い出してくれて
少しでも自然の楽しさを伝わっていれば嬉しいと思います。
また,今回のイベントでとても楽しそうに作業をしていた大人たちの姿を見て
何かを感じ取ってくれればと思います。

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↑完成記念♪

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↑楽しく作業をしていた大人たち!


また機会があれば,今回の反省を活かし,
子供たちと昔の生活,文化や自然の素晴らしさを感じる
イベントをやりたいと思いました。


 

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